8月27日(土)より、starnet東京2Fギャラリーにて
松村英治 scarab展がスタートいたしました。
金や銀が、かかって焼かれているため
金属にみえますが、土が土台になっていて
金属でコーティングしているもの。さらにガラスを掛けて
焼き、ツヤを出している作品もございます。
スカラベ(ふんころがし)は古代エジプトでは、
太陽神としても崇拝され、再生や復活の象徴として
聖なる甲虫として存在していました。
スカラベをかたどったトルコ石や印象などのモチーフにも
なっていたそうです。
松村さんのスカラベは、金や銀を身にまとって
シャボン玉色に光っているとても存在感のある
密度の濃い感じ。手に持ってみるとその軽さに
ちょっとびっくりするほど、見た目は重厚感を感じます。
頭蓋骨の作品は圧巻。
本物の動物の頭蓋骨を見ながら、スケールを変えて
手びねりで成型してから、焼く。
なぜ、頭蓋骨をモチーフに?
という質問に、松村さんは
[美しいから」
と一言。
「だって美しいじゃんね」
と聞き返すわたしにさらに一言。
頭蓋骨を美しいと表現できるその感覚と
美しいものに対してのその探究心が密度濃く
つめられた作品の数々。
9月11日(日)までご覧いただけます。
1Fでは、松村さんの織部の器や焼しめの器なども
お目見え。
独特な世界観のスカラベと日用品である器の
両方の松村さんの世界が見られる展示会となります。
ぜひ、ご来場くださいませ。
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松村英治 scarab展
8.27 sat-9.11 sun
http://www.starnet-bkds.com/webgallery/2011/tokyo/matsumura/