ポラーノさんを訪ねて、自然豊かな栃木にあるアトリエへ足を運びました。
神社の社務所だったという場所で制作活動をしている
ポラーノこと澤村木綿子さん。
毎日毎日、使い込まれたお家の中で、外から聞こえてくる
風の音や小鳥のさえずりに耳をすませながら
こつこつと手元を動かします。
「音が違うんです。冬の寒いときは木枯らしの音、
暖かい日には小鳥のさえずり、田んぼに水がはいったあとには
カエルの大合唱。食べ物も年中同じものが並んでいる訳じゃなくて
旬がある。出遅れると好物の食べ物も手に入らないこともあったり。笑」
土の臭いを感じられる
日本昔話に出てくるような風景が広がる里山、
自然が豊かなこの土地に移り住み
ますます自然とのつながりを体感されている澤村さん。
その中で生み出される作品は、
自分で糸や生地を染めるところから始まります。
新作の 「春のくびかざり」は、
クチナシなどで染めた生地を花輪にしたもの。
「この冬、ほんとうに寒くて春が待ち遠しいです」
という澤村さんから紡ぎだされるお花のくびかざり。
春への想いがたくさんつまった作品の数々。
たくさんの方に、春の軽やかな風を感じてもらえますように
とそえられた手紙と一緒に届きました。
明日より、東京店2Fにて
polarno 春の装い 小さな発表会を開催します。
新作さくらのくびかざりや定番のハトブローチもお目見え。
まだまだ寒い日が続きますが、
ひとあし先に春風を感じにいらしてみてください。