宵に流れる虫の音と秋風が
翌夕の日暮れを早め、
朝、クローゼットから手に取る衣服は日毎に
肌を温かく覆うものへと変わっていきます。
九月。
かつてこの時期の野山にあらわれる怪火の連なりを
わたしたちは「狐の嫁入り」とみて、
今日の東京のような小雨降る明るい空模様も
同じ様に呼んでいたそうです。
狐の嫁入りのある年は、農作物が豊富に実る知らせとも。
消えては灯りあらわれる狐の姿に
わたしたちが畏れ敬う時は、
わたしたち次第で、ここ東京にも戻ってくるのではないかと思います。
マキマロさんが岡山の山里で染める、リネン素材のカンバスジャケット。
カンバス地のしっかりとした肌触りは、
宿した色が変わりゆくのと同じ時を経ながら
腕を通す度、生地は身体に馴染み着心地の良さが増していきます。
柔らかく深みのある栗色は、
新鮮なうちに外側の堅い樹皮を一枚剥いで現れる
薄皮から煮出すそうです。
ジャケットの内側にはOrganic cottonが当てられ、
まるで栗の樹の薄皮のように
見えないところで衣服の素材が
わたしたちの身体をみずみずしく保ちます。
マキマロさんが美しさをみる色の先には
いつも
廻るいのちが流れています。
マキマロ
カンバスジャケット 栗の樹皮 ¥51,624
その他 Antique White ¥46,224/藍 ¥61,344
※価格はいずれも税込価格となります。
※同じ栗の樹皮で染められたカシュクールワンピース(ドルマン)¥40,824