2013年5月27日月曜日

うたし農園 後編

『うたし農園』のレポートもいよいよ後編です。
後編は広崎さんが育てている苗のご紹介をいたします。



































苗を育てているビニールハウスは広崎さんの家のお隣にあります。



































『うたし農園』の野菜の品種は主に日本在来の固定種。
いわゆる遺伝子操作がされていないものをメインに、なるべく広崎さんが
育てた野菜から種を採取し、苗を育て畑に植える、巡回した野菜作りを目指しています。
初めて見る野菜が多いように思いましたが「本来は日本人には馴染みがある野菜。
今はスーパーで販売されているものは、形が整いすぎて品種改良で作られた
物が多いようで、本来あるべき野菜の姿、味を皆様にお届けしたい思います。」
と広崎さんがお話してくださいました。


そして苗のつくり方もこだわり、昔ながらの方法「踏み込み温床」で育てています。
「踏み込み温床」とは落ち葉の発酵熱を利用して苗を育てる方法で、
落ち葉を何重にも重ね踏み込み、藁で囲う苗のための温かいベッド。
こちらも昔ながらの伝統的な方法で、「踏み込み温床」を作るにはものすごい
労力と時間がかかります。
これから暖かくなると一気に芽が出るのだそうです。
中には育たないものもありますが、芽がでて畑に植えるとすごいスピードで成長するそうです。
これからはイモ類を畑に植えるそうで、畑にたくさんの野菜が育つ姿はあとすこしです。
ひと月たてばいろいろなお野菜が収穫できるそうで畑が緑に埋まる日が楽しみです。
『うたし農園』 代表の広崎啓太朗さん
番犬のアグリ
こだわり抜いた有機栽培『うたし農園』のお野菜は6月7日(金曜日)から販売いたします。
その他、高田さんの平飼いたまごや有機栽培のわら納豆も少しだけ
入荷する予定です。お近くにお立ち寄りの際には是非ご利用くださいませ。

※『うたし農園』のお野菜は不定期に販売いたします。
売り切れの際はご了承くださいませ。

2013年5月26日日曜日

うたし農園 中編

前編でご紹介したビニールハウスのすぐ脇にある畑では
春のお野菜の収穫期を終え、これから夏にかけての野菜を育てる
準備をしています。

その畑の脇ではインゲンが育ち、もうそろそろ収穫できるそうです。
その場で採れる野菜は熱を加えず、そのままで食べても甘くて瑞々しいです。

むらさき色のインゲン





































その場で収穫していただきました。





































さらに畑の奥に進むと布がかぶせてある幻想的な風景が現れました。



































見たことがない風景に驚いていると、広崎さんが布をはがしてくださり
その中からはレタスが現れました。



































自然の力をなるべく借りて、野菜にストレスを与えず育ててゆく有機栽培は
その土地の土によって違いがあるそうです。
広崎さんは「茂木の土は柔らかく、栄養がある」ので野菜を育てる環境に
適しているそうです。
このレタスも広崎さんの人柄が表れているようで、やさしい色をしています。



































次回はいよいよ後編。
広崎さんのご自宅で苗を育てている現場をご案内します。
夏には蛍が現れる用水路

2013年5月24日金曜日

スターネットの箸ができるまで 後編

前回はお箸の形になるところまでお伝えしました。
今回はいよいよ完成になるまでをお伝えいたします。

前回仕上げたストライプの箸を今度は先が細くなるように
ヤスリをかけ削っていきます。

















均等に先を細くしなくてはいけないのでとても難しい作業なのですが
吉成さんは一瞬の速さで先を細くしていきます。その早業には驚きです。
starnetのお箸は一般で販売されているお箸よりも先がとても細いので、
すこしのさじ加減で先が折れて破片が飛んでくるそうなので
ヤスリの工程は特に気を張る工程です。















ヤスリをかける前(手前)とヤスリをかけた後(奥)です。














ヤスリをかけたあとはいよいよ仕上げです。
カルナバワックスでバフをかけ磨き、素材のつやを出していきます。

※カルナバワックス・・・カルナバヤシの木の葉より採取される植物性ワックスです。
ワックスの中でももっとも硬質なワックスの1つとして知られています。

















仕上げを終えてやや飴色になれば完成です。
驚くほどに手間がかかる作業工程のあるお箸。
吉成さんの熟練した技があるからこそ、ここまで使いやすい箸に
生まれるのだと感動します。
何も塗装をしていないナチュラルなお箸は使うほどに味がでて、
持った感じや質感が変化するのが楽しい逸品です。

















その他のお箸の工程も少しだけご紹介いたします。
こちらは贈り物に人気がある八角のお箸ができるまでの工程です。
こんなにも手間がかかるのかと驚いてしまうのですが、
八角のお箸は、一本一本、カンナで手削りしています。
























こちらはお箸にオイルを塗っているところです。
こちらも一本一本手作業の工程が続きます。
















丸削りのお箸と瓢箪のお箸も手作業で削られます。
その後、仕上げに亜麻仁油(あまにゆ)を塗りつやをだし仕上げています。
※亜麻仁油・・・成熟したアマの種子から取れる植物性の油。
木製品、皮革製品に使われます。

職人吉成さんが手間を惜しまず、丁寧に作り上げたstarnetのお箸。
普段のごはんの時間、毎日登場するからこそ、使いやすくてよいものを
日々使っていきたい。箸先の細さや持った感じ、木の質感など
使ってみてその心地よさが伝わる一品です。
是非一度お試しくださいませ。

左から天削り(黒鉄木)・天削り(鉄木)・朴節焼・丸削り(鉄木)・瓢箪(黒鉄木)・瓢箪(鉄木)
















左から水玉・ストライプ・鳥・花・犬(18cm)・ストライプ・八角(鉄木)・八角(黒鉄木)
















※たいへん人気がある商品ですので、売り切れ等ご迷惑をお掛けする場合が
ございます。予めご了承ください。

2013年5月23日木曜日

スターネットの箸ができるまで 前編

スターネットで販売されているオリジナルのお箸、
今では馴染みの商品になりました。
お箸はすべて職人さんの手作業により製作されたもの。
なかなかお目にかかれない製作現場を今回は特別に
箸職人の吉成さんに箸が生まれるまでの工程を
取材させていただきました。

前編と後編に渡りご紹介させていただきます。


箸職人の吉成さんとは20年くらいと
長いお付き合いをさせていただいております。
工房は東京の東側。


工房にて

これから箸になる材料

粗く裁断した木材を添え木とともに裁断機に通して
箸の原型に裁断していきます。
材料の鉄木・黒鉄木はとても硬い素材で特に黒鉄木は
裁断や削りの工程で木が裂け、飛んでくることもあるので
危険な作業です。

















違う裁断機で箸の細さにカットしていきます。
ここでも添え木をして裁断します。
あっという間に、形がどんどん細くなっていきます。

















やっと箸らしい形になりました。
裁断機での作業は以上、これから手作業の工程が待っています。

















このお箸はstarnetでも大変人気があるストライプのお箸。
一本一本、4面に手作業で焼印を押していきます。
この工程は、簡単そうに見えて、対の箸とのバランスや、
押し加減を微妙に調節しながら押しているのでとても繊細な工程です。
この焼印で押していきます。

こちらが焼印を押し終わったお箸。
何千回と押していくので手が痛くなる職人泣かせの作業。

後編はいよいよ仕上げの工程をご紹介いたします。

2013年5月22日水曜日

オーガニックハンドルーム++ギンガムチェックワンピース

ワンピース[パープル]¥25,000
 ケープブラウスとお揃いの生地で製作した
後ろが巻きスカートのようなデザインのワンピース。
インナーにTシャツを重ね着させると
エプロンワンピースのような雰囲気で
着こなしが楽しめます。
ボトムにはレギンスやパンツをコーディネート。
いつものパンツスタイルが少しフェミニンな印象に。


ワンピース[ブラック]
このギンガムチェックのガーゼ素材は
オーガニックコットンを手でつむいで糸にした後、
布に仕立てたもの。
奈良県にある益久染織研究所の布です。

畑も鍬など手作業で土を掘り起こした農地は
一度も肥料や農薬を使っていない自然のままの大地。
自然栽培された綿花は
太陽や土、水など自然の恵みをたくさん含んでいるので
わたしたちの身体も柔らかく優しく包んでくれます。

ネックには”なみだ空き”があります。

2013年5月21日火曜日

うたし農園 前編

2013.6月7日(金曜日)からstarnet東京店で
有機栽培『うたし農園』のお野菜を販売いたします。

少しずつですがお野菜の生産者さんのご紹介を
3回にわたりご紹介させて頂きます。

***

栃木県の茂木町にある『うたし農園』
益子町からほぼ近くにある、里山の風景が美しい町で
夫婦2人で営んでいる農園があります。

『うたし農園』の立ち上げ人、広崎さんは東京都ご出身で
販売員として都内でお勤めされていました。
しかし、ご自身の生き方に疑問を感じ、自分は何をしたいかをよく考え、
模索していたところ、茂木の有機栽培の農作業のお手伝いをしたことをきっかけに
約2年前から本格的に農業を始められました。

『うたし農園』の意味は「うれしい・たのしい・しあわせ」
と感じられる事を大切にして、農業や生活をしていきたい。
と広崎さんの思いが込められています。



まず最初にご案内していただいたのは
やや細い道を上に上に上ったところにある
ビニールハウスと畑でした。
この道も広崎さんが砂利を敷き、舗装したのには驚きです。


こちらのビニールハウスではキャベツとカリフラワーが
収穫期を迎えていました。
高台にあり、日の光により野菜の育ちが違くなることも
農業の楽しいことでもあり、難しいことでもあります。
横の広場も枯れ葉になるとその枯葉を利用して
耕し、畑に生まれ変わるそうです。
今は、空き地にしておくのがもったいないので
じゃがいもを植えていました。


遠くの方までキャベツが並ぶ姿は感動的です。
青々と美しいキャベツは普段落としてしまう
まわりの葉まで甘くてみずみずしい。
広崎さんがキャベツを収穫してくださいました。




次回はレタスの畑をお届けします。
『うたし農園』さんのブログはこちらです。

つづく、、、

2013年5月20日月曜日

オーガニックハンドルーム++ケープブラウス再入荷のお知らせ



完売しておりましたケープブラウス、再入荷のお知らせです。
今回は、キナリと白の2色。
麻素材は洗い込んでいくと風合いが増して
生地がどんどんすてきに変化してきます。
ノーアイロンでさらりと着こなせるので
これから汗をかく季節にぴったりの素材感です。

他に自然栽培で育てた綿花からとれる
コットンを手紡ぎにしたギンガムチェックの
ブラウスもございます。
環境にやさしく、そしてお肌にもやさしい素材。
ガーゼ素材なのでとっても柔らかな肌触りです。

ギンガムチェック ¥19,000

リネン ¥16,000



2013年5月14日火曜日

「はじめてのくつ++お話会」そして「さつまもの」@益子店

本日は番外編として、東京店スタッフ益子遠征。
快晴の益子店より、お届けします。


小さい頃から、足を健やかに保ち、
元気で健康な毎日をおくりたい。
そんなご家族の方へむけた靴職人小林さんのお話会です。

小林さんご本人もまだ小さなお子様がいらっしゃるので
小さい頃からどんなことに気をつけて
靴選びをしたらよいかなのど、みなさまと一緒に
考えていく会になればと思います。

お話会だけの参加でも大丈夫です。


今週はランドスケーププロダクツの中原さん率いる
「さつまもの」も開催中。
鹿児島の食材から竹籠などの工芸品
鹿児島出身の作り手さんの作品などさまざま。
合わせてご覧ください。











日時:5月18日土曜日 益子店2階

5月19日日曜日まで開催中